ヘアカラートリートメントのおすすめ12選｜ドラッグストアにある？デメリットも解説

ヘアカラーを長くキープしてくれる、ヘアカラートリートメントはご存じですか？ヘアケアとカラーリングが同時にできるので、老若男女問わず人気があります。ヘアカラー後の傷みやすくなっている髪をしっかりとケアしてくれるうえに、手軽に使用できるのでおすすめです。

ヘアカラートリートメントは、染料・ヘアケア成分・カラーバリエーションが商品によって大きく異なります。そのため、どのように商品を選べばいいのか悩んでいる方も少なからずいますよね。

この記事では、ヘアカラートリートメントのメリット・デメリットに触れながら商品を選ぶポイントについて詳しく解説します。おすすめの商品もいくつか紹介するので、あわせてチェックしてみてください。

ヘアカラートリートメントのメリットは、以下の3つです。

• 自宅で簡単に使用できる
• 髪へのダメージが少ない
• 低価格

ヘアカラートリートメントの使い方は、通常のトリートメントと同じく、髪になじませ少し放置して洗い流すだけ。セルフカラーに慣れていない人でも簡単に使えます。

また、髪の表面部分に色素を付着させるだけなので、髪へのダメージが少なく、トリートメント成分が配合されているので、カラー剤より髪や頭皮にもやさしいです。美容院でカラーした場合と比較すると、非常にお手頃なのもうれしいポイントです。

カラートリートメントのデメリットは

• 継続して使い続ける必要がある
• 着色の変化が見られないケースもある

の2つです。

髪の内部まで染める医薬部外品のヘアカラー剤とは異なり、

ヘアカラートリートメントは髪表面を徐々にしか着色できません。

一度使用しただけではあまり意味がなく、定着させるには継続して使い続ける必要があります。

また、髪の表面に色素を付けるので、黒髪の方や美容院で染めたカラー剤との相性によって変化がわかりづらいことも多いです。

カラートリートメントは色の種類も多く、どれがいいかわからないですよね。しかし実は、たった2つのポイントを意識するだけで自分に合った商品を選べます。

• キープしたい髪色と同系統のカラーを選ぶ
• 黄ばみにはパープル系
• カラーを長くキープしたいなら塩基性染料

これが失敗しないカラートリートメント選びの最初のステップです。

市販のカラートリートメントを決めるときに、まず重要となるのがカラーです。基本は今の髪色に合わせてキープしたい色・なりたい色を選んでください。

• 今の髪色をキープしたいなら…
  グレー・シルバー系：アッシュ系の髪色をキープしたい
  パープル系：寒色系の髪色をキープしたい
  ピンク系：暖色系の髪色をキープしたい
• 色落ちをきれいにしたい・色味を足したいなら…
  アッシュ・ベージュ系：ニュアンスカラーにしたい
  ブラウン系：落ち着いた暖色にしたい
  パープル系：黄ばみをなくしたい

キープしたい色や今の髪色をベースにどんな色に変えていきたいのかを明確にし、カラーを決めましょう。

カラーリングした髪色をキープしたい方は、今の髪色に合わせるのがポイントです。色ごとのおすすめのカラートリートメントは

①くすみ・シルバー感が強いアッシュ系：グレー系・シルバー系

②オリーブ・ブルーブラックなど寒色系：パープル系

③レッドブラウン・オレンジベージュなど暖色系：ピンク系

の3つに分けられます。それぞれ詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

アッシュ系の髪の方は、グレー系・シルバー系のカラートリートメントを選ぶと、抜け感のあるきれいな色がキープできます。

アッシュ系のカラーは、赤みが出るとせっかくの透明感・軽さが台無しになってしまいますが、グレー系のカラートリートメントは赤みを抑えてくれる効果があるため、軽く上品なくすみ感が出せます。

パープル系のカラートリートメントは、

グレーやパープルの寒色系の髪色をキープするのにおすすめです。

流行りのオリーブやブルーブラックなど、グリーン・ブルーが混ざった明るめの寒色系の黄ばみを抑えてくれます。

また、ピンクやイエローなど、暖色系のヘアカラーは色落ちすると黄ばみが出やすいため、暖色系の髪色でもパープルのカラートリートメントは重宝します。

暖色系の髪色をキープしたい方は、ピンク系のカラートリートメントがおすすめです。

ピンク系は、レッドブラウンやオレンジベージュの明るさをキープしてくれます。

また、ピンク系は黄ばみやくすみを抑えて、きれいなカラーリングを保てます。アッシュピンクの方も、ピンク系が適していますよ。

カラートリートメントで色落ちを抑えたい・今の髪色に色味を足したい方は、なりたい色から商品を選んでください。色は主に

①ニュアンスカラーにしたい：アッシュ系・ベージュ系

②レッドブラウン・オレンジベージュなどの暖かみのある髪色にしたい：ブラウン系

③金髪で黄ばみを抑えたい：パープル系

の3つにわけられます。それぞれ詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

ちなみに黒髪の人はカラートリートメントだけでは髪色を変えられません。ブリーチやカラーリングをした後に、使用してくださいね。

今の髪色に抜け感・透明感をプラスしたい方は、アッシュ系・ベージュ系のカラートリートメントを選んでください。

アッシュは、ブルーやブラウンなどほかのカラーと合わさると赤みが抑えられ、透明感が出ます。

ベージュは、光を浴びると抜け感が出て、トレンドをおさえた今っぽい色になるのが魅力です。

髪色のトーンを下げて暗く落ち着かせたい方は、ブラウン系カラーがおすすめです。

暖色系は明るいイメージがありますが、ブラウン系はそれにプラスして深みも出せます。

深みによって落ち着いた印象になるため、「ヘアカラーしたら、思ったよりも明るく染まってしまった」「退色が気に入らず、トーンを落としたい」場合に重宝します。

白に近い金髪にしたい方は、パープル系のカラートリートメントがおすすめです。

パープルのカラートリートメントは、髪を紫色に染めるというより、黄ばみを抑えて透明感・ツヤ感をプラスできます。金髪だけではなく、ハイトーンのヘアカラーをしている方にもおすすめです。

しかし、退色がピンク系になるか青味の強い緑になるか、商品によってさまざまなので、レビューを参照するとより失敗を防げます。

カラートリートメントを選ぶときの2つ目のポイントは染料です。商品によって色もち・染まりやすさが異なるため、適したものを選ぶのがポイントです。染料は、

①植物染料

②塩基性染料

③HC染料

の3種類があります。下の表に、それぞれのメリットとデメリットをまとめました。

ここまでのおさらいをしましょう。自分に合った市販のカラートリートメントを選ぶポイントは、

①カラーを選ぶ

の2つでした。

• キープしたい髪色と同系統のカラーを選ぶ
• 黄ばみにはパープル系
• カラーを長くキープしたいなら塩基性染料
  

これが失敗しない市販のカラートリートメント選びの最初のステップです。

このあとはさらにこだわって選びたい方に向けて解説します。

カラートリートメントのテクスチャーは商品によってさまざまなので、悩みやニーズに合わせて選ぶのがポイントです。以下を参考に選んでください。

重めのテクスチャーはカラーバターという商品名で販売されている場合もあります。カラーバターは色が入りやすいため、使用頻度を少なく済ませたい方におすすめです。

また、重めのテクスチャーを活かして、メッシュなどの一部にだけ使用したい方にも適していますよ。

カラートリートメントは成分にも注目して選ぶとより自分に合った商品を購入できます。

• カラーによるダメージが気になる方・パサつきや乾燥が気になる方
  保湿効果のあるホホバオイルなどのオイル系・アミノ酸・セラミドが配合された商品がおすすめ
• 無添加にこだわる方・ナチュラル系を求める方
  過酸化水素・パラベン・シリコンなどが不使用で、天然由来成分で作られた商品がおすすめ

カラーを長持ちさせたいなら、続けやすい価格の商品の定期的な使用がおすすめです。

カラートリートメントの相場は、以下の通りです。

• ドラッグストア：1,000円以下から2,000円台
• サロン専売品・デパコス：3,000円台から6,000円台

単発の使用で、無添加など成分にこだわりたい方は、サロン専売品・デパコスも視野に入れましょう。

カラートリートメント選びを「キープしたい色・なりたい色」・「悩みや求める効果」に合わせて簡単に表すと、以下のようになります。

【質問】キープしたい色・なりたい色は？

【質問】頭皮・髪の悩みやカラートリートメントに求める効果は？

市販のヘアカラートリートメントは、ドラッグストアやバラエティショップなどで手軽に購入できます。ドンキにも多数の商品があり、通常価格より比較的安い値段で購入できるので非常におすすめです。

一方で、いろいろな条件を比較して購入したいのであればamazonや楽天などの通販で買うといった方法もあります。また、美容院にお願いして高品質なサロン専売品を取り寄せてもらうのもおすすめです。

ここでは、ヘアカラートリートメントの基本的な使用方法について確認していきます。正しい手順で使用して、ヘアカラートリートメントの魅力を最大限に引き出しましょう。以下に手順を簡単にまとめたのでぜひ参考にしてください。

1. シャンプー後に水気をとる。タオルを使用してしっかりとふき取るのがおすすめ。
2. 必ず手袋をして、適量を髪全体に塗布する。コームを使用すると色ムラができにくい。
3. 5分～10分ほどそのまま放置する。ラップで覆うとよりしっかり着色できる。
4. しっかりとすすぐ
5. タオルで水気を取り、残りはドライヤーでしっかりと乾かす

ヘアカラーの色持ちをより長くキープするためには、ヘアカラートリートメントとあわせてカラーシャンプーやカラーキープシャンプーを使用するのがおすすめです。カラーシャンプーは染料が配合されているため、シャンプーしながら着色できる点が特徴としてあげられます。一方でカラーキープシャンプーは洗浄力が弱めなので、色落ちを可能な限り防いでくれる点が魅力です。

ヘアカラートリートメントとカラーバターの違いは、メーカーによって商品名が異なるため、区分するのは難しいです。。ヘアカラートリートメントがサラッとしたテクスチャーが多いのに対し、カラーバターはこっくりとした強めの粘度のテクスチャーです。どちらも継続して使用することで、徐々に着色が期待できます

ヘアカラートリートメントのメリット・デメリットや、選び方を解説しました。カラートリートメントは、含まれる染料やヘアケア成分などによって特徴が大きく異なります。最適なヘアカラートリートメントをみつけて、手軽にカラーチェンジを楽しみましょう。