アッシュ系白髪染めおすすめ12選｜市販品も【アッシュベージュ・アッシュグレー】

メンズに人気のアッシュ系カラーですが、最近では女性にも人気のカラーです。若い人だけでなく白髪が気になりだす40代～50代にもアッシュ系カラーの白髪染めが人気です。白髪染めは髪表面を着色するものですが、アッシュ系カラーは自然に馴染みやすいのが特徴です。

アッシュ系カラーといってもアッシュグレー・アッシュグリーン・アッシュブラウン・アッシュベージュなどさまざまな色があり、自分に合った色が選べます。この記事では、白髪が気になりだした40代～50代にもおすすめの市販のアッシュ白髪染めをご紹介します。

白髪が目立たないカラーも必見ですし、サイオスなど白髪染めで有名なブランドの商品も紹介するので、ぜひご覧ください。

白髪染めとヘアマニキュアの大きな違いは染料がつく部分です。白髪染めは、アルカリを用いて髪の内側の色素を削り、そこに染料を染み込ませますが、ヘアマニキュアは髪の表面に色素をつけて髪色を変えます。そのため白髪染めの方が色持ちはいいですが、それゆえ髪にかかるダメージも大きいです。

反対にヘアマニキュアは色持ちはやや悪いですが、その分髪にかかるダメージが少ないのがメリットといえます。また、髪を明るくする色素成分の有無にも違いがあります。白髪染めはアルカリの成分でキューティクルを開き髪を明るくできますが、ヘアマニキュアにはキューティクルを開く力がないので髪自体の明るさは変えられません。

白髪が目立たないカラーを見つけたければ、寒色系のカラーから探すのがおすすめです。白髪のほとんどは白色ではなく灰色なので、同じ寒色系で髪を染めれば透明感を加えつつ、白髪の目立ちを抑制します。その中でもおすすめの落ち着いた印象のあるアッシュグレーは、年齢を問わない人気のカラーです。

灰色をベースとしたカラーを赤みを抜いた髪に入れると、アッシュが外国人のようなきれいな透明感のある髪色に見えます。

灰色と緑を混ぜた色がアッシュグリーン。オリーブアッシュ・マットアッシュとも呼ばれ、クールなイメージの髪色です。日本人特有の髪の毛の赤みをぐっと抑えて、透明感を引き出して外国人風の髪色に。クールで大人っぽい雰囲気を出したい方、毛量が気になる方におすすめのカラーです。

明るめの髪色にしたくはないときにピッタリな青色をベースにしたアッシュブルー（ブルーアッシュ）。暗めのトーンですが、光にあたったときに透けるような軽やかさを与えてくれます。ロングヘアやパーマヘアとも相性が良く、気軽に挑戦ができるカラーです。肌なじみがいいので幅広い年齢、性別に関わらず似合うのが特徴的です。

アッシュベージュは灰色とベージュを混ぜた、日本人の肌色になじみやすいカラーです。抜け感があるので、柔らかな印象を演出できます。ブリーチをしなくても明るめに染められるので、ダメージを気にせず染められるのが嬉しいポイントです。大人っぽくて柔らかな雰囲気を出してくれます。

通常のブラウンカラーよりも透け感がある、灰色と茶色を混ぜた色がアッシュブラウンです。垢抜けした上品な可愛らしさを演出できるカラーで、どんな髪色が似あうのか迷っている人におすすめしたいアッシュブラウン。落ち着いた印象を与えてくれるので、髪の毛の色に規定がある会社でも抜け感を出してくれる髪色です。

灰色とパープルを混ぜた色がアッシュパープルで、美容院や商品によっては「パープルアッシュ」と呼ぶ場合もあります。パープルと聞くと個性的な色を想像する方もいるかもしれませんが、パープルアッシュは、ほんのりとパープルを感じる落ち着いた上品なカラーです。大人の女性にマッチしやすいので、年齢を気にせず挑戦できる髪の毛の色です。

シルバーアッシュは、シルバーのつや感を抑えたくすみがかったシルバーです。アッシュの具合によって印象が変わりますが、抜け感のある感じに仕上がります。単なるシルバーだと華やかさがありますが、アッシュ感が加わるとナチュラルな装いにも合います。

黒髪をシルバーアッシュにする場合は、ブリーチしてから染めるのがベストです。白髪の場合は、シルバーアッシュは地毛に近い色なので、ナチュラルな仕上がりになります。

アッシュとグレージュは同じ色だと思っている方もいると思いますが、微妙な違いがあります。アッシュは青み系のカラーで元の髪色の赤みを打ち消すカラーですが、グレージュはグレーとベージュをミックスしたカラーです。

たくさん種類のあるヘアカラーですが、自分がどんなアッシュが好みなのかチェックしましょう。髪色の赤みをなくしたいなら反対のグリーン色を選ぶ。パーソナルカラーを意識して選ぶならたとえば、イエローベースの肌色の場合、ブラウンやオレンジ系のカラーで透明感を引き立ててくれます。

明るさによって透明感を調整できます。光にあたったときに抜け感を出せるので、柔らかな雰囲気を演出します。明るい色味は、白髪の染まりが弱く色落ちが早いです。反対に暗い色味は白髪の染まりが強く、色落ちが遅いのが特徴です。白髪の量が多い場合は地毛とのコントラストが目立ち、暗めで染めるのがおすすめです。

乳液タイプの白髪染めは、クリームタイプよりも柔らかいため、ムラなく髪全体にのばしやすいのが特徴。のばしやすいからこそ液ダレが気になるタイプです。

とはいえ、根元から毛先まで全体に塗れるので、スピーディーに塗布が可能です。泡タイプと違い染まりやすく、ハケやコームが一体になっているものが多いです。

ハケやコームの道具を使わずに手で塗布できるので、ヘアカラーが初めての方におすすめ。シャンプーの要領で後頭部や襟足全体もムラなく塗れますが、飛び散りやすいです。

髪質によっては染まりにくいと感じる場合もあるので、気を付けてください。モコモコした泡全体に行きわたらすので、不器用な方でも塗りやすいです。

クリームタイプは染まりにくい髪質の方におすすめです。液ダレしにくく根元部分などが染めやすく、髪表面だけでなく内側までしっかりなじませられます。

とはいえ、慣れるまで後頭部は濡れにくく、均一に塗るのが難しいです。ハイライトなど部分的にも染められ、小分けで使用できるので経済的です。

パッチテストは白髪染めにかぶれる体質かどうかを調べるためのテストで、髪を染める2日前（48時間前）に行います。体質の変化によって、かぶれてしまう可能性もあるので、できれば毎回おこなうのがおすすめです。パッチテストは、白髪染めを綿棒などに含ませて腕の内側などの見えづらい部分に薄く伸ばして乾燥させます。

30分後と48時間後の肌の状態を観察しますが、塗布した部分を濡らさないようにします。また、1液と2液を混ぜて使うタイプの白髪染めの場合は、混ぜたものを塗布してください。パッチテストで肌に異常が出た場合は、その白髪染めは使用できません。

セルフカラーリングをきれいに仕上げるのは、特にアッシュ系だと難しいと考える方もいるかもしれません。しかしいくつかのポイントを抑え、正しい頻度を守れば誰でもきれいに白髪染めできます。以下で紹介するコツや理想頻度をぜひ参考にしてみてください。

【白髪染めのコツ】

• カラーリング材を多めに用意する
• やや明るめの製品を選ぶ
• 乾いた状態の髪に塗る
• 寒くない程の室温に温める
• 髪の根元から塗る
• 白髪染めはたっぷりつける
• ティッシュを使って気になる部分をおさえる。
• 乳化を確認してから洗い流す
• カラーリング後必ずトリートメントをする

【白髪染めの理想頻度】

• 20代：2ヶ月に1回
  20代の方の白髪はの原因は疲れや不規則な生活である場合が多いです。白髪染めでの対策もいいですが、生活習慣の見直しを優先しましょう。
  
• 30代：2ヶ月に1回白髪が生え始める方が多いのが30代です。30代の白髪は生際など目立たない部分の場合が多いので、髪へのダメージが少ない手法「ウィービング」をおすすめします。
• 40代：2カ月1回
  40代は白髪が少しずつ目立ってくる40代ですがが、30代と同じ2カ月の頻度で問題ありません。万一2ヶ月たたずに気になる部分が見つかっても、リタッチや部分染めで対処してください。
• 50代：2カ月1回
  50代で白髪が一気に増えてくる方が多いですが、それでも2カ月ごとの白髪染めがおすすめです。ただし気になる部分があれば、1カ月おきでのリタッチも可能です。短スパンででの染色は髪にもに悪いので状態をよく見て判断してください。

ヘアマニキュアよりもダメージの大きい白髪染めは、どうしても髪と頭皮の痛みを伴うものです。そんな白髪染めによるダメージも抑える方法はあります。それは白髪染め後に行うトリートメントでのケアです。白髪染め後はきちんとトリートメントする習慣をつければ、カラーリング材のアルカリ性成分による髪の傷みをケアし、色落ちの抑制にも役立ちます。

髪を染めた直後はもちろんですが、美しい髪質を維持するために、日常的なトリートメントが有効です。

アッシュ系カラーは肌が白い人によく似合い、白髪が目立ちづらいカラーです。若い方だけでなく大人女性の40代～50代にも人気のあるアッシュ系カラーは、自宅でも簡単に染められます。