軟毛向けワックスおすすめ13選｜最強のスタイリング剤は？【レディース・メンズ】

髪が細くやわらかい「軟毛」の方は、男性女性問わず「ヘアスタイリングで形が決まりにくい」とお悩みの方が多いです。軟毛はしっかり固めても髪のコシがないので、すぐにペタンとなりボリュームの維持が難しいですよね。

軟毛の方のスタイリング剤は、柔らかい細毛の特性を活かした "へたりにくい" ヘアセットを意識して選ぶのが大切です。へたりにくいヘアセットのために、自分の髪質に合った軟毛向けのワックスの使用をおすすめします。

この記事では、軟毛に適したワックス選びのポイントや軟毛向けショート・ロングヘアのセットのコツ、オーシャンやリップスなど軟毛におすすめのワックスをメンズ・レディース別に紹介します。軟毛のスタイリングに悩んでいる方は、ぜひ自分に合った最強のワックスを見つける際の参考にしてください。

髪質が細く柔らかいタイプの方は「軟毛」に分類されます。細毛の特徴が猫に似ていることから「猫っ毛」とも呼ばれます。くせ毛と間違われやすいですが、くせ毛は自然と髪が曲がってしまう髪質のことです。

軟毛の方はふんわりとしたナチュラルな印象の演出がしやすい髪質です。一方で、ハリやコシが弱くヘアセットしても形を維持できなかったり、ワックスの重みでペタンとなりやすかったりするのでスタイリングにはコツが必要です。

マット系ワックスは水分や油分が少なく、ほどいい硬さでナチュラルな雰囲気を出しつつも、スタイリングをキープできるのです。軟毛は髪が細いので、質感が固すぎるワックスを使用すると髪が絡まったり、ワックスの重みで形が崩れたりする原因にもなります。スタイリングのベースとしては「クリームタイプ」をおすすめします。髪馴染みがよく大きな髪の流れや毛先の動きを演出でき、髪の長さを問わない扱いやすさも魅力です。

髪の根元を立ち上げるといったしっかりした癖付けがしたい場合は「クレイタイプ」を少量使用するのもおすすめです。水分・油分が少ないタイプを選べば、マットな仕上がりでスタイリングが長続きします。

すぐにセットが崩れてしまう・ボリュームの維持が難しい点が、軟毛のスタイリングを難しくしています。ワックスを選ぶ際には、長時間スタイリングを維持できるハードさがあるかが重要です。特に、空気を含ませるように髪を根元から浮かせたい場合にはハードなセット力を必要とします。

油分・水分が多く含まれるものは避け、マットな仕上がりになるものの中でキープ力の高いワックスを選びましょう。ボリュームが出しやすいパウダーワックスであれば、セット力もキープ力も高いです。

同じ軟毛でも、髪の長さによって扱いやすいスタイリング剤は異なります。ショートなら、ハードなワックスで根本を立たせたり毛先を遊ばせるとカッコよく決まります。ミディアムなら、ニュアンスを作れるワックスを全体に揉みこんでスタイリングする雰囲気が出ておしゃれです。

ロングなら、ふんわりエアリーなスタイルを作れるワックスを使えば、柔らかい髪質の魅力を生かせます。

ハードなセット力やキープ力が高いワックスになるほど、スタイリングを維持しやすくなりますが、同時に洗い流しにくく髪を傷めてしまうデメリットも考えられます。軟毛の方は特に髪が細く、絡まったり切れたりしやすい特徴があるので、なるべく洗い流しやすいワックスが髪へのダメージも少なく扱いやすいです。

求めるスタイリングができる機能性があるかどうか、落としやすいかなど "総合的に見て"ほどよいバランス"を選ぶことが大切です。

最近では、ワックス自体に香りの含まれている製品も増えてきました。そのため、香りで気分を上げたい方には「香料を含むワックス」がおすすめです。 香水などのフレグランスをお使いの方で、余計なにおいがつくのが嫌な方は「無香料ワックス」を購入するといいです。

軟毛の方は、ジェル系のヘアワックスには要注意です。ワックス自体が大変重いため、ただでさえスタイリングが大変な軟毛の方は、その重みで髪が上がうまく立ち上がりません。そのため、軟毛の方はジェル系のヘアワックスや油分の多いワックスは避けましょう。

GATSBY(ギャッツビー)は、フェイス・ヘア・ボディケア用品を製造販売しているマンダムが展開する、メンズ向けコスメのブランドです。ドラッグストアやコンビニなどで手軽に買える、リーズナブルな最強ワックスを取り扱っています。ワックスの種類が豊富で、初心者にも使いやすくおすすめです。

ARIMINO(アリミノ)は、主にサロン専売品のヘアケア製品を製造販売しているメーカーです。アリミノ製品を取り扱うサロンを始め、一部のECサイトなどでもアリミノの製品が購入できます。サロンクオリティの使い心地・髪の手触り・仕上がりを求めたい方におすすめです。

Loretta(ロレッタ)は、心ときめくかわいいパッケージでも人気のメーカーです。香りも良く、女性からも人気があります。ワックスの種類が豊富で、なりたい仕上がりや髪質に合わせて選べます。ワックスのほか、ヘアオイル・ヘアジェル・ヘアスプレーなどもあり、ライン使いもおすすめです。

短めの髪型に適した"立ち上げ重視"のスタイリングのコツを紹介します。まずはワックスを使用する前に、ドライヤーで髪の根元や動かしたい場所に癖付けします。ボリュームをだすことを意識するのがコツです。

その後、髪の中間から毛先に向けてワックスを揉みこみます。このときワックスの量が多くなりすぎないよう注意しましょう。髪をまとめたり、毛先をねじったりしながらスタイルを決めたら、最後にスプレー剤で完成させるとキープ力が高まります。

髪の長さがある軟毛向けに、スタイリングのコツを紹介します。スタイリング出来栄えは、8割ワックスを付ける前の準備で決まります。まずは髪を濡らして根元から丁寧にドライして癖をリセットします。トップや前髪などは、髪の生えている方向と逆向きにドライヤを当てるとボリュームをだしやすいです。

髪を巻く際は高温のアイロンを使い短時間で仕上げましょう。巻いた後にしっかり冷やすことで形状維持できます。最後にワックスで軽くスタイリングを固めます。長髪が指に引っかかる場合は、スプレー剤も有効です。

扱いが難しい面もある「軟毛」ですが、適切なヘアセットとワックス選びで、剛毛には出せない繊細なスタイリングで魅せることができます。ぜひお気に入りのワックスを見つけて、理想のヘアスタイルを実現してください。