固形シャンプーおすすめ15選｜ドラッグストアにある？リンス不要？人気のラッシュも

近年、サステナブルな暮らしやシンプルな生活に対する意識が高まっています。プラスチック包装材を使わないエコな美容グッズも増え、固形シャンプー（シャンプーバー）を取り扱うブランドやメーカーも多くなってきました。

固形シャンプーは石鹸のような固形タイプのシャンプーであり、種類によっては髪と体の両方の洗浄にも使用可能です。やさしい使い心地のため、愛用している方も増えています。しかし、初心者には液体のシャンプーよりもいいものなのか、分からない方もいますよね。

そこでこの記事では固形シャンプーのおすすめ15選を紹介します。その他にも、ラッシュなどの人気メーカーや「ドラッグストアで買える？」「リンス不要のシャンプーはある？」などの疑問も解説します。本記事を読んで、固形シャンプーの魅力を知ってもらえたら嬉しいです。

固形シャンプーと普通の固形石鹸は、見た目は似ていますが成分が異なります。固形シャンプーは、洗浄成分や美容エキスが含まれていて、頭皮や髪の汚れを洗い流します。

最近では一人ひとりの髪の悩みや、髪質によってシリーズがわかれているものも多く販売されています。シャンプーバーとして髪に特化したタイプと、全身用固形石鹸として身体にも髪にも使えるものがあります。

固形シャンプーには液体シャンプーにはないメリットがあります。固形シャンプーがおすすめの理由を3つまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

固形シャンプーはココナッツやトウモロコシなどの天然由来成分で作られているものが多く、頭皮や髪への負担が少ないのが特徴です。

液体シャンプーをぎゅっと濃縮したようなイメージで、水分量が少なく保存料の使用が抑えられています。デリケートな肌の方や赤ちゃんも一緒に使いやすい仕様です。

皮脂汚れやべたつきに強く、オイリー肌の場合でもすっきりと洗い流します。整髪料をつける機会の多い男性にもおすすめできるアイテムです。しっかりとした洗浄力と、天然由来の洗浄成分による頭皮へのやさしさを併せ持っているのがメリットです。

プラスチックによる環境汚染は世界中で問題となっています。固形シャンプーはプラスチックボトルを使わずエコロジー。包装紙を使わないネイキッド（裸）販売も注目を集めています。詰め替えの手間もないため、詰め替え時の液漏れから解放されたい方にも最適です。

固形シャンプーにはデメリットもあります。髪の手触りや保管方法など購入する前に確認してほしいポイントを解説します。

肌や髪は弱酸性の性質を持っていますが、固形シャンプーは石けんなので弱アルカリ性。髪がアルカリ性に傾くと、きしみを感じやすくなってしまうのがデメリットです。髪のダメージが強く普段からパサつきやきしみが気になる方は、リンス不要と記載のある場合でもトリートメントを併用するのがおすすめです。

固形シャンプーによっては、直接髪や頭皮に滑らせるようにして塗るタイプがあります。その場合、どうしても石鹸カスが残りやすく、頭皮に汚れが詰まって肌トラブルにつながる可能性があります。塗るタイプの場合は、いつも以上にしっかりと洗い流すのがポイントです。

通気性が悪い場所で保存された固形シャンプーは、溶けたりカビが発生したりするケースがあります。保管容器は水キレの良さで選び、風通しのいいところに置いて乾燥させるのが大切です。

高温だと溶けやすいので、熱のこもりやすい夏場や浴室乾燥を使用する際には涼しい場所にうつして保管してください。

固形シャンプーは種類が豊富で、それぞれ成分や香りに違いがあります。自分に合ったシャンプーを選ぶためのポイントを紹介します。

固形シャンプーの多くは、「合成保存料不使用」「ノンシリコン」「サルフェートフリー」など、余計な成分が入っていません。そのため、初めての方は洗い上がりが物足りなく感じるかもしれません。

その場合は、保湿成分が含まれているものを選ぶのがおすすめ。ココナッツ・アルガン・椿・オリーブなど植物由来のオイル成分が入っているとしっとりと感じられます。

毎日使うシャンプーは、香りとの相性が大切です。最近では、アロマエキスを使ったものや植物やフラワーベースの香りが楽しめるものもあります。逆に、シンプルに使いたい方は無香料のシャンプーを選んでください。香りは好みがわかれるため、できれば購入前に実際に嗅いでみるのがおすすめです。

固形シャンプーの価格帯は1,500円～2,000円ほどです。少し高く感じるかもしれませんが、刺激が少なく家族全員で使えると思うと経済的です。全身用として使えるタイプはさらにコストパフォーマンスの面からも注目されています。

ただし、髪のダメージが気になる方は、値段はあがりますがトリートメントやリンスの同時購入も検討してください。できるだけ安いシャンプーを購入したい方は、価格と予算を十分に考慮したうえで選びましょう。

エコロジーやサスティナビリティなどの環境問題に配慮している、おすすめの固形シャンプーメーカー・ブランドを紹介します。口コミも記載しますのでぜひ参考にしてください。

エティークは、ニュージーランド生まれのブランドです。海洋汚染を中心に環境問題に取り組み、自然由来の製品を販売しています。

エティークの「ビューティーバー」は、固形シャンプーの中でも代表的な存在で、豊富な種類が特徴です。パーマヘア用・くせ毛用・ドライヘア用など髪の悩みに合わせてシャンプーを選択できます。

ラッシュは、世界で900店舗、日本で75店舗以上を展開するグローバル企業です。（2023年現在）ラッシュのシャンプーバーは、新鮮なフルーツや野菜でできたハンドメイド商品です。

ハチミツやスイートオレンジ油などを使ったシャンプーは香り高く、同ラインのボディソープやバスボムを揃えればバスタイムがより楽しくなります。

イスラエルで誕生した美容ブランド、サボン。サボンの固形シャンプーはジャスミンとローズの2種類があり、どちらもベジタブルオイルをベースとして作られています。

店舗にはウォータースタンドが用意され、使い心地や香りを試してから購入できます。可愛らしくておしゃれなパッケージデザインは、ギフトとしてもおすすめです。

P.G.C.D.の固形シャンプーは、リンスやコンディショナー不要。シャンプーにパンテノールなどのヘアコンディショニング成分が含まれているため、シャンプー1つでしっとりと洗い上げます。

本当にリンス不要で問題がないかは「はじめての石鹸チャレンジセット」で気軽に試せるので、気になる方は一度チェックしてみてください。

牛乳石鹸は、乳脂が使われているのが特徴の日本ブランドです。しっとりタイプの「赤箱」とさっぱりタイプの「青箱」のソープが代表的です。

中でも赤箱はミルク成分のほかスクワランが含まれ、髪や身体など全身を洗い上げます。ドラッグストアで購入ができ家族みんなで使えるため、手軽さと価格の手頃さは群を抜いています。

シャボン玉石けんは香料や防腐剤などの添加物を含まない石けんをはじめとした、全身に使える洗剤を提供しているブランドです。シャンプーのほか顔・身体・手を洗う用途にも適しており、使い分けの手間をなくせるうえに省スペースにも役立ちます。余分なものが入っていないため、肌の弱い方にもおすすめです。

固形シャンプーが市販で購入できる店はほんの一部です。ドラッグストアやドンキでは取り扱っておらず、イオンの一部や東急ハンズなどの店舗・通販では販売されています。買える場所は限られているため、事前にチェックしてみてください。

固形シャンプーの基本的な使い方を記載します。各メーカーごとにパッケージに洗い方や注意事項が記載されている場合がありますので、合わせて確認してください。

1. 【髪と頭皮をよく濡らす】
   まずは、整髪料や表面の汚れをシャワーの水で洗い流します。予洗いは、シャンプー前の大切なファーストステップです。
   
   
2. 【固形シャンプーを泡立てる】
   直接頭皮になでつけるタイプのシャンプーバーもありますが、石鹸カスが残りやすいので事前にしっかり手で泡立ててください。泡立てネットの使用もおすすめです。
   
   
3. 【頭皮と髪を優しく洗い、すすぐ】
   ゴシゴシ洗いはきしみの原因となります。頭皮を優しくもみ込むように洗い、毛先は泡で包み込んでください。その後、しっかりすすぎます。
   
   
4. 【リンスやトリートメントをつけ、すすぐ】
   リンスやトリートメントが不要のタイプでも、コンディショニングを整えるためには塗布するのがおすすめです。固形リンスを髪になでつけたらよくすすいでください。

固形シャンプー後にアルカリ性に傾いた髪には、弱酸性のトリートメントが効果的です。固形シャンプーと同ラインのものがおすすめですが、より自然志向の方は自宅で手作りリンス液も作れます。

洗面器にお湯を張り、クエン酸やレモン汁を適量入れるだけで完成。洗面器に髪を泳がせ、馴染ませてください。

固形シャンプーは、エコでサステナブルなシャンプーです。保湿成分が含まれるものやリンスを併用すると、きしみが気になる方もしっとりとした洗い上がりが得られます。見た目が可愛らしく好みの香りを選んで、入浴時間をより楽しいものにしましょう。