メンズ白髪染めのおすすめ16選｜頭皮に優しいタイプや短髪向け・市販で買える商品も

個人差はあるものの早い方では30代から白髪が気になり始めます。白髪があると老けて見えるのでケアしたいと思っても、サロンでは料金もかかりますし好きなときに予約が取れないとお悩みではありませんか？

そんなとき、市販の男性用白髪染め(※)を使えば、コストを抑えつつ自宅で簡単にケアできます。しかし、市販の白髪染めは髪が傷むのでは？と不安だったり、短髪なので頭皮に優しいものを使いたいと思ったりする方も多いはずです。

また、種類がいろいろあると何を基準に迷ってしまいます。そこで、この記事ではメンズ用白髪染めの選び方やアッシュグレーなどのアッシュ系や茶色など人気商品をランキング形式で紹介します。記事の後半には白髪染めに関する耳寄りな情報もお届けするので、ぜひ最後までご覧ください。

※白髪染め効果があるのは「医薬部外品」に限る

メンズ用は短髪・太くてかたい髪を基準に作られているので若干パワーが強く真っ黒に仕上がるものが多いです。レディース用はライトブラウンから深いダークブラウンあたりの真っ黒でない色の商品が多く、色付けの時間が男性用よりも少しだけ長いです。

しかし、男性がレディース用の商品を使っても、女性がメンズ用の商品を使っても基本的には問題なく使用できます。展開されているカラーバリエーションが違うので、好みによって選んでも問題ありません。

白髪染め(※)は髪のキューティクルを開き、毛髪の内部に色素を染み込ませる仕組みです。アルカリ性なのでアルカリカラーとも呼ばれます。phがアルカリ性に傾くほど、キューティクルがよく開き、色が変化しやすくなるのです。

白髪染めを使ったときに感じるツンとした匂いは、アルカリ臭と呼ばれる薬剤の匂いです。色の種類が多いのもヘアカラー(※着色すること)の特徴です。メンズの白髪染めはカラーバリエーションが豊富に揃うので、茶色や黒など好みの色に染められます。

しかし、キューティクルがよく開く分、髪が痛みやすいのが留意点です。健康的な髪を維持したい場合は、弱アルカリカラーや微アルカリカラーなどがアルカリ性が低いメンズの白髪染め用ヘアカラーをチェックしてみてください。使用後はトリートメントで髪をいたわりましょう。

※白髪染め効果があるのは「医薬部外品」に限る

ヘアマニキュアは、髪の表面に色を付着させる絵の具のような白髪染めです。キューティクルを開かないため、髪の傷みはほとんどありません。髪の表面だけに色がつくので、色が落ちやすく2週間から4週間ほどで白髪の状態に戻ります。

ヘアマニキュアは、白髪染め用ヘアカラーより効果が低めなので、しっかりと色を変えたい場合はメンズ用白髪染めヘアカラーが向いています。しかし、酸性に傾くと髪に強さや弾力性が生まれるので、細くコシがない白髪の方にはうってつけです。

ヘアマニキュアは、もとの髪の色によって発色が違います。光にあたると色が変わり、室内と屋外でも髪の輝き方が変わります。個性的な髪色を楽しみたい方はヘアマニキュアをお試しください。

ヘナカラーは植物由来の白髪染めです。髪にダメージを与えないのが特徴で、健康な髪質を維持したい方やオーガニックな素材にこだわる方に向いています。染料の原料はヘナの葉で、葉を乾燥させてから白髪染めとして使います。

ヘナだけでは髪を濃い色に変えられないため、藍色を発色するインディゴを加えてメンズの白髪染めをつくっている場合が多いです。ヘナだけのメンズの白髪染めはオレンジや赤みがかった色になり、日光にあたると白髪が赤く見えます。

初めてヘナで白髪染めをしたときは、変化を感じにくいため2〜3日続けてみてください。その後は1〜2週間ごとにヘナカラーをメンズの白髪染めとして使うときれいな色を保ちやすくなります。

入浴中に使用できるカラートリートメントは、いきなり髪色が変わるのが気になる方にうってつけです。髪を洗った後にカラートリートメントを塗布し、指定された時間だけ放置して髪の表層部に色を定着させます。

また、トリートメント成分が含まれているため、髪をいたわりながらカラーリングを楽しめるのもポイントです。もちろん、使用を中止すれば色味が戻ってしまうので、髪色をキープしたい場合は継続的に使用してください。

フォームタイプのメンズ用白髪染めはノズルを押すと、染料が泡になって出てきます。泡は目の荒いブラシにつけるか、手袋をはめた手につけて髪に塗布させます。泡が空気を含んでいるので、シャンプーの要領で簡単に髪全体に塗布できます。

揉み込むだけなので、髪全体になじませやすくムラになりにくいのもメリットです。自宅で白髪染めをする場合は、使用後で髪を洗ってトリートメントをしたり、片付けたりすると時間がかかります。なるべく早く終わらせたい方にうってつけです。

しかし、フォームタイプのメンズの白髪染めは、染料が空気を含んで軽くなるので液だれしやすいデメリットがあります。液だれして洋服に着くと色が落ちないため、注意してください。

クリームタイプのメンズの白髪染めは、適度な硬さがあるので髪にしっかりと付着します。フォームタイプと違い液だれも起こりにくいので周りが汚れにくく使いやすいです。ピンポイントでもみあげだけにつけたいときにも活躍します。

また、髪が伸びてきた根元部分だけのリタッチや、染めた髪を何回も染め直してダメージが気になるときにうってつけです。髪を小分けして染めたいときなど、慣れは必要ですが一部分だけにメッシュを入れるといった使い方もあります。

しかし、クリームタイプのメンズの白髪染めは、硬さのせいでのびが悪く髪全体につけるのに時間がかかります。時間がある場合はクリームタイプが便利ですが、短時間で白髪染めの作業を終わらせたい場合はフォームタイプのメンズの白髪染めが向いています。

一時的に白髪を染めるならスプレータイプが便利です。スプレータイプは、もみあげのみや前髪のみなど、白髪が気になる部分の色を変えられます。髪の表面に色がつくだけなので、シャンプーをすると色が落ちるのも特徴です。

スプレータイプは白髪を1日だけ隠したい日に向いています。結婚式や葬儀などで髪を黒くしたい場合や、習い事の発表会などで若々しく見せたい場合などにうってつけです。

スプレータイプは、髪にスプレーしてくしで伸ばすだけで完成です。しかし、雨に当たると色が落ちるので注意してください。天気が悪い場合は、スプレーをしたあとに上からハードスプレーなどをつけて髪をコーティングしましょう。

黒のメンズ用白髪染めは、控えめな印象に仕上げたいときにおすすめです。しかし、黒はイメージよりも真っ黒になりやすく、不自然に見える場合があります。若干の不自然さはありますが、茶髪に抵抗がある方や仕事で絶対に黒にしないといけない方には向いています。

黒くしても、メンズの白髪染めは使用後から少しずつ色が落ちていきます。2週間くらいすると茶色がかった髪の色になります。さらに、1か月・2か月と経つうちにどんどん茶色くなっていくので、黒を保ちたい方は3週間を目安に繰り返して使用してください。

また、一度髪の色を黒にすると、次に明るくしたいと思っても黒が勝ってしまうので理想の色になるまでに時間がかかります。真っ黒に抵抗がある場合は、ナチュラルブラックやアッシュブラックなど少しトーンの明るい色を試してみてください。

赤みがかったナチュラルブラウンは、日本人の肌の色にあうので万人向けの色です。やり過ぎ感が出にくく自然に見えて顔の印象が明るくなる色です。男性で赤みがかった茶色が派手に感じる方は、濃いブラウンか黄色みがかったアッシュ系の色を試してみてください。

自然と顔色に馴染む赤みがかったナチュラルブラウンですが、使用してから時間が経つにつれて色が落ちてきて明るい茶髪になるので定期的な染め直しが必要です。色落ちしたときの色が明るすぎると感じる方は、一段暗い色を選びましょう。

赤みがかったナチュラルブラウンにすると、印象が軽い感じになるので若く見られたい方に向いています。しかし、シャープなイメージを出したい場合には不向きです。

アッシュ系のメンズ用白髪染めは青系や紫系の色合いのものになります。アッシュ系はくすんだ色のイメージがありますが、実際は青系や紫系の寒色で、色に赤みがなくなるためクールなイメージです。

日本人の髪色は本来赤みがかった色ですが、アッシュ系は上品で洗練された印象に見えます。よく使われるのはアッシュブラウンで、落ち着いたイメージに仕上げたいときにうってつけです。アッシュ系の色にはブラウンの他に、グレー・ブルーグレー・ホワイトなどもあります。

いずれも、渋くクールな色に変わるので40代・50代の方にもおすすめです。一般的な赤みがかった色に飽きた方にも試してほしい色になります。

白髪染めで髪を黒色に戻したいと考える方は多いですが、メンズ用白髪染めの中でも人気なのがグレー系のカラーです。清潔感があり、無理なく白髪を染めているので自然な仕上がりを演出できます。まとまったグレーカラーはおしゃれ度もアップします。

上記でも紹介したアッシュ系の1つの種類ですが、グレーは大人の渋さも見せられます。カラーで冒険するのは難しいといった方でも、グレーは冒険心と落ち着いた色合いを楽しめます。いつもとは違う自分になってみたい50代の方にも取り入れやすい色です。

髪質によって、髪色の変わりやすさは変わってきます。髪の毛が太くて剛毛の方は色も変わりくい傾向にあります。逆に、髪が細い方ほど色も変化しやすいです。そのため、髪が太い感じている方は、ワントーン明るい色味のものが適しています。

逆に、髪が細い方は過度に変化してしまう場合があるので、ワントーン暗めの色味を選んでください。

市販のメンズ用白髪染めは、セルフで簡単に使用できる一方、髪への負担に懸念を感じている方も多いです。そのため、なるべく髪への負担を軽減できる商品選びもポイントになってきます。

なるべく髪へのダメージを抑えたいのであれば、トリートメント成分や毛髪保護成分が含まれた商品を選びましょう。市販のメンズ用白髪染めには、使用後に髪をケアするトリートメントが付属されている商品もあるので、付属品を意識して購入てください。

短髪の方は、塗料が頭の地肌に付着して、髪だけでなく地肌の色も変わってしまう場合があるので、白髪染めの使用に自信がない方もいます。地肌の色を変えないためには、ヘアカラーを使うのを諦めるほうが無難です。

その代わり、短髪の方は低刺激のカラートリートメントタイプの白髪染めが向いています。いろいろな準備をせずにすむので、お風呂のついでに試してみてください。

市販の白髪染め(※)はドラッグストアやコンビニで手軽に購入できます。お金をあまりかけず手軽に色を変えたい方は近くの店舗で購入を検討してください。また、ホームセンターでも扱っているので、購入しやすい場所を見つけましょう。

※白髪染め効果があるのは「医薬部外品」に限る

メンズ用白髪染めの種類が多くて迷ったときは、メーカーやブランドにも注目してみましょう。メンズビゲンシリーズが人気の「ホーユー」では、白髪をいかしてシックな印象を与えるグレーヘアや、シャンプーついでに使うカラーリンス、出かける前に手軽に隠せるステックなどを展開しています。

ダリアは、5分で色を変えるスピーディーヘアカラーや、初めてでも簡単に使用できるワンプッシュヘアカラーなどに力を入れていて、白髪染めを気づかれにくく、また無香料なども人気です。各メーカーでも特徴が異なるので、好みや用途にあわせて選びましょう。

一般的に白髪は30代~40代で出てくると思われがちです。しかし、実際は20代からでも白髪が出てくる方もいます。20代の若い世代での白髪は若白髪とも呼ばれ、主な原因は生活習慣に潜んでいます。

逆に30代以降となってくると生活習慣の要因に加え加齢なども原因になります。年代によって白髪の生まれる原因はさまざまですが、早めの年代から白髪へのケアをするのが重要です。白髪トリートメントや白髪染めシャンプーなどで早い年代からケアしましょう。

白髪染めの色選びに迷った場合は、ワントーン明るめの色味がベターです。白髪染めをした際、よくある失敗の一つに「暗めに仕上がった」が挙げられます。一度暗くなった髪色を明るめにするのは困難です。

その為、暗くなりすぎるのを防ぐためにも、ワントーン明るめの色味を選び暗くなりすぎるのを防ぎましょう。明るさの目安を以下に紹介するので参考にしてください。

• 5トーン：地毛に近い髪色
• 6～7トーン：地毛より少し明るめ
• 8トーン：で明るめに仕上がる

白髪が気になる理由の多くは、分け目部分やフェイスラインのような際の部分に生えた白髪です。その中でも、一番白髪が気になる分け目部分の白髪から白髪染めを塗り始めると塗り忘れを防げます。

また、薬剤が万が一足りなくなったとしても、一番目立つ部分が塗れていれば問題ない場合もあります。そして、一番最初に塗った部分は色が変わりやすいともいわれているので、目立つ部分を最初に塗るよう心がけましょう。

薬を根元に塗ったら、ティッシュで蓋をする感覚で貼り付けましょう。ティッシュを貼った部分の頭皮体温が上がり、薬剤の効果アップ効果が期待できます。

また、根本部分は毛髪の立ち上がりが強く、時間が経過すると共に塗布した薬剤を弾いてしまう傾向にあるので、薬剤を毛によく付着させる目的で使用する方も多いです。

これまで紹介してきた白髪染めは、髪の毛だけでなく眉毛にも使用できるので簡単に手順を紹介します。まずは眉毛の根元と周辺にワセリンを塗ります。これは、肌をカラー材の刺激から守るためです。

その上からカラー材を塗りますが、その際綿棒を使って少しずつ塗っていきましょう。大量に塗ると液だれで目に入ってしまう可能性があるので気を付けましょう。まんべんなく濡れたらラップで上から抑えて指定の時間分待つだけです。

白髪染めの頻度についてですが、白髪を気にして2週間に1回する方や1か月に1回する方もいます。頻度を高めると髪色がきれいな状態を保てますが、頭皮や髪へのダメージが心配です。頭皮や髪へのダメージを考えると2カ月に1回程度が白髪染めとしては適しています。

今の白髪を気にするのも大事ですが、数年後の髪や頭皮のためにも、適切な頻度を守って使用するようにしてください。

白髪染めアイテムは多くの種類が販売されていますが、継続が必要だったり時間が必要だったりする場合が多いです。どうしても市販の白髪染めが長続きしない方は、白髪染めシャンプーやリンスを選びましょう。

毎日のシャンプーとリンスを白髪染め用に変更するだけなので、自然と継続して白髪染めを使用できます。洗髪と同時に色が変化していくので、面倒な掃除や後片付け・事前の準備も必要ありません。急に色が変わるわけではありませんが、無理なく継続が可能な方法として人気があります。

ヘアブラシには、形状や材質が違うものなどさまざまな種類のヘアブラシがあります。ヘアブラシも気になる方は、こちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

美容室に行けばきれいに髪の色が変わりますが、それだけコストと時間が掛かってしまいます。市販の白髪染を使えば、コスパよく都合のいいタイミングで白髪を目立たなくできます。ぜひこの機会に、市販のメンズ用白髪染めを使って若々しさを取り戻しましょう。