剛毛におすすめのシャンプーを紹介｜広がる髪をボリュームダウンしたいときにおすすめ

「カットしても髪が重くなる」「セットがやりづらい・すぐに元に戻ってしまう」などの悩みを抱えてる方はいませんか？その悩みの原因は、剛毛な髪質の可能性があります。

剛毛で髪のごわつきや広がりに悩んでいる方は、広がる髪をボリュームダウンできる剛毛用シャンプーがおすすめです。剛毛用のシャンプーは髪質に合わせて成分も吟味してじっくり見つけましょう。しかし、各メーカーからさまざまな商品が出ているため、どれがいいのか迷いますよね。

髪質と成分を軸にして丁寧に自分に合うシャンプーを見つけ出すには、剛毛の種類についても知っておき水分と油分のどちらが必要かを確認するのが大事です。この記事では、剛毛用のシャンプーについて選び方・ドラッグストアで買える市販の安い商品を含むおすすめ商品などを紹介します。広がりやすい髪に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

剛毛用のシャンプーを使用すると、保湿ができたりやり過ぎのヘアケアが減ったりすることよって、毛髪をしなやかに保てます。そうすると、クシどおりがよくなり、髪型を整えやすくなります。

しっとりとまとまりやすい髪触りにしたい方や、広がる髪をボリュームダウンしたい方は剛毛用のシャンプーを使って髪に柔らかさをプラスしましょう。きれいな髪が保てるようになると毎日気持ちよく過ごせます。

髪が硬くなったりごわついたりする原因は主に3つあると言われています。「遺伝」「ダメージ」「間違いヘアケア」です。大本の原因を知ることでシャンプーを選びやすくなるのできちんと知っておきましょう。

剛毛は遺伝が要因であることが多いです。以下の点から髪が硬くなったと考えられます。

• 髪の内部のケラチンの密度が高い
• 表面のキューティクルの層が多い

生まれつきの剛毛は剛毛用シャンプーを使用することで扱いやすい髪にできます。髪の水分や油分のバランスを整えるシャンプーがおすすめです。

紫外線やドライヤーの熱などでダメージを受けると、髪が硬くなったりごわついたりしやすくなります。ダメージによる剛毛の方は、保湿が大切です。また、ダメージの要因から髪を守る工夫も重要です。

帽子などで紫外線から髪を守り、ドライヤーやヘアアイロンによる熱を減らして髪を労わるようにしてください。剛毛用のシャンプーでダメージケアをしながら、髪を傷める習慣を変えていくのが大事です。

シャンプーやトリートメントにおいてよくない使用法も剛毛の原因を作っている場合があります。きっちり洗いきっていない液剤やシリコンなどが髪や頭皮に蓄積すると、髪がごわついたりうねったりしてしまいます。

要らない成分が髪や頭皮に残るような洗髪の仕方を改め、剛毛用のシャンプーで頭皮のクレンジングも合わせて行なうのがおすすめです。水道水に含まれる金属製イオンなどが髪に付着したままの場合もクレンジングでケアできます。

剛毛用のシャンプーを使用する前に、迷っている方は自分が剛毛かどうかセルフチェックをしてみてください。髪を2、3本使って調べる方法をご説明します。簡単にチェックできますので試してみてください。

【髪の両端を持ち髪を水平にした後、片手を離す】

このときに髪が水平に保たれていれば硬い髪ですので剛毛です。

【髪の中心を引っ張る】

このとき髪が容易にぶちっと切れるようであれば剛毛です。

【髪を指に巻き付け、指を抜く】

このとき髪が即座にまっすぐになれば剛毛といえます。

剛毛の方は髪が硬く伸びにくく、しなやかに曲がりにくいのが特徴です。しっかりした髪ではありますが、髪をまとめるのは難しいのでシャンプーでまとめやすくしましょう。

ここでは、実際に剛毛用のシャンプーを選び方を紹介していきます。剛毛用のシャンプーもいろいろあるので、自分に合うタイプを探せるように「タイプ」「成分」「ボリュームダウン」をポイントにして考えてみてください。

剛毛のタイプ別のおすすめシャンプーの種類をご説明します。「生まれつき」「間違いケア」などをわかりやすくご説明していきますので、ぜひ参考にして選んでみてください。

生まれつきの遺伝的な剛毛の場合は、水分量と油分量がどちらも過剰にみっちり詰まっている状態が多いです。そのため、水分と油分のバランス調整ができるアミノ酸系のシャンプーがおすすめです。うまくバランスがとれるようになれば髪の密度が適度になり、柔らかい触り心地になります。

根本的に髪質は変えられませんが、まとめやすくしたりしなやかにしたりすることはできます。快適さを保つために剛毛用のシャンプーを使うのがおすすめです。

間違ったヘアケアで髪が硬くなっている場合は、そのケアを辞めたり減らしたりするのがいちばんです。最も多いのがシャンプーやトリートメントの洗い流し不足で、余分な成分が髪や頭皮に残って髪をごわつかせています。

髪や頭皮に成分が残りにくいノンシリコンのシャンプーや、整髪料もきっちり落とすクレンジング系のシャンプーを使ってください。紫外線対策やドライヤーの質なども考慮してヘアケアに気を使ってみましょう。

思い当たる節がある・どれにも当てはまらなくて、剛毛用のどのシャンプーを選んでいいか見当がつかない方は、いつも行っている美容院でアドバイスをもらうのもいい手段です。美容師さんは髪質をきちんと把握しています。

サロンのシャンプー以外に、市販のシャンプーで合うものがあるかも聞けます。自分では決められないときは美容師さんに相談してみてください。

剛毛用シャンプーに含まれている具体的な成分からシャンプーを選んでいくのもわかりやすい選び方です。「アミノ酸系」「オイル系」「保湿成分」「クレンジング系」の4つについて詳しく見ていきます。

アミノ酸系のシャンプーは、洗浄力が穏やかなため皮脂をとりすぎないのが特徴です。マイルドに洗い上げることで水分や油分のバランスを丁度良くしてくれます。洗浄力が高すぎる石鹸系やアルコール系のシャンプーでは、水分が過剰にとられ髪が硬くなってしまいます。

アミノ酸系シャンプーに含まれている成分は、以下などがあります。成分表示欄をよく見て選ぶようにしてください。

【アミノ酸系シャンプーに含まれている成分の主な例】

• ココイルグルタミン酸TEA
• ラウロイルグルタミン酸Na
• ココイルグルシンK

オイル系のシャンプーはダメージケアに向いています。ダメージによる剛毛の方は、オイル系のシャンプーがおすすめです。オイルで髪の表面がコーティングされダメージヘアを守ることができ、さらにツヤが出ます。

【オイル系シャンプーに含まれている成分の主な例】

天然オイル

• ホホバオイル
• ツバキオイル
• ひまわりオイル
• シアー

オーガニックオイル

• アルガンオイル
• バオバブオイル

ダメージや季節性などで乾燥して剛毛になっている方には、保湿が大切です。乾燥は髪を硬くしたりしなやかさを失わせたりします。乾燥した髪にうるおいを投入して逃さない保湿成分が入ったシャンプーの使用が大事です。

以下は、保湿効果の高い成分になります。成分表で前の方にこれらの成分名が書かれているシャンプーを選んでください。先に書いてあればあるほど含まれている量が多くなります。

【保湿効果が高い成分の主な例】

• コラーゲン
• セラミド
• ヒアルロン酸
• グリセリン

髪や頭皮に残留成分があるタイプの剛毛の方は、クレンジング系のシャンプーで髪や頭皮を清潔に保つ方法がおすすめです。クレンジング力のあるシャンプーで、髪より頭皮の方を徹底的に洗うことで剛毛が和らぐ方もいます。洗い上がりはすっきりしています。

以下は、クレンジング系シャンプーの代表的なものです。髪質ではなく、頭皮が気になる方におすすめです。

【クレンジング系シャンプーの主な例】

• 炭酸
• クレイ(泥)

クレイ(泥)シャンプーは、洗い上がりの髪がパサつく場合があります。コラーゲンやグリセリンなどの髪に潤いを与える成分が入ったものを選びましょう。

剛毛の方の悩みで多いのは、髪の広がりです。髪をボリュームダウンさせるのを優先して剛毛用シャンプーを選んでみるのも、目的の明確さから見てとても効率的です。適切な成分を見極めて選んでください。

髪の内側が乾燥すると、髪がうねったり広がりやすくなったりします。そんな悩みには、植物由来のオイルが入ったシャンプーがおすすめです。オーガニックオイルは髪の毛髪の内部に浸透するといわれており、乾燥をカバーします。

ココナッツオイルやひまわりオイルなどが有名で、まとまりやすい髪に導いてくれます。植物由来なので髪にも頭皮にも優しく馴染みます。年齢を重ねてからの髪の広がりに悩む方にぴったりです。

パーマやカラーなどの影響でダメージを受けた髪は、保湿成分やオイル成分をプラスしても効きがよくない場合もあります。セラミドやケラチンなどの人間が本来持っている成分に近い成分で毛先の傷みなどを補修する商品がおすすめです。

キューティクルを整え、手触りのいい髪になるようカバーします。ダメージによる乾燥での髪の広がりを抑えやすくなります。ドライヤーやヘアアイロンなどで受けたダメージにも合います。

髪のダメージによる広がりがひどい場合には、シリコン入りのシャンプーを敢えて使用する方法もあります。シリコンは髪をコーティングし、シャンプーする際の摩擦を軽減しますので、髪へのダメージをこれ以上増やさないようにしたい方におすすめです。

ジメチコン・ジメチコノールなどがシリコン成分になります。シリコン入りのシャンプーが向いているのはダメージヘアの方であり、間違ったヘアケアの方には逆効果になる可能性がありますので気を付けてください。

剛毛用シャンプーは、ブランドで選ぶのも1つの手段です。以下で特に人気のブランド2社をご紹介しますので、ぜひ商品選びの参考にしてください。

ミルボンは1960年創業の国内ブランドで、シャンプー・スタイリング剤などヘアケアに関する幅広い商品を展開しています。美容室専用のヘアケア製品を取り扱っていることもあり、品質が高くさまざまな髪の悩みに特化した製品を数多く取り揃え、とても人気が高いブランドです。

剛毛用シャンプーは、保水性の高いシルクトナーが髪に柔らかさを与え、広がりやすい髪をまとまりやすくしてくれます。やさしいピュアピオニーの香りも特徴です。また、爽やかな香りで頭皮ケアもできるシャンプーもあり、メンズにもおすすめのブランドです。

クラシエは、日用品・医薬品・食品など幅広く取り扱う国内ブランドです。シャンプーも「いち髪」「HIMAWARI」代表に数多く取り揃えています。

「HIMAWARI」は、髪のうねり・くせ・パサつきを整えてまとまりやすい髪にしてくれるのが特徴です。また、「いち髪」の中にも濃密な泡で乾燥ダメージを補修し、キューティクルの剥がれを抑制する商品があります。しっとりまとまるため、ゴワゴワ髪に悩んでいる方におすすめです。

剛毛シャンプーは価格帯も幅広いため、予算内で選ぶのも大切です。価格が安い・市販で手軽に購入したい方は、ドラッグストアで購入できる商品がおすすめです。「Je l’aime（ジュレーム）」の「ソフト＆モイストシャンプー」などは1,000円以下とお手頃価格で購入できます。

また、メンズ用も1,000円ほどで購入できる「ロート製薬」の「リグロ薬用スカルプシャンプー」があります。さらに、高価でも効果にこだわりたい方は、3,000円ほどで購入できる「haru(ハル)」の「kurokami スカルプシャンプー」や、「ラカスタ」の「アロマエステヘアソープ35」などのサロンでも使われる商品がおすすめです。

剛毛用のシャンプーを使うのであれば、あわせてトリートメントやヘアオイルも使用した方がベターです。できれば同じ商品ラインで使用すると効果が統一され、髪のまとまりやすさもアップしますし、購入もしやすいです。

トリートメントやヘアオイルは髪に必要な水分と油分を持しています。特に、遺伝で剛毛の方には、ほどよい水分量と油分量になるシャンプーと合わせてトリートメントを使用すると、髪が滑らかになりやすいです。

剛毛を根本から変えることはできませんが、剛毛を和らげるシャンプーの仕方の工夫はあります。髪をしっとりまとめやすくするためにきちんとしたシャンプーの仕方を覚えておくのが有効です。

シャンプーをつけて洗う前に、予洗いと呼ばれる前洗いをするのがおすすめです。ぬるま湯だけで髪の汚れは8割ほど落とせますので、ここで汚れをおおかた落としておくことで、シャンプーを使うときに余計にこするのを軽減できます。

予洗いの場合もごしごしと乱暴に洗うのではなく、優しく指の腹で揉みこむように洗うのがコツです。時間も長くは洗わず、髪を全体的に濡らし流す程度にしてください。予洗いをすると驚くほどシャンプーが泡立ちます。

シャンプーはいきなり頭につけずに、手に出して泡立ててからつけていくのがポイントです。爪は立てずに、シャンプーの泡で髪や頭皮を洗うくらいの気持ちで優しく洗ってください。泡立てはキメ細かく硬めになるまで行なってください。

手で泡立てるのが難しい方は、スポンジやメッシュタオルを使って泡立てましょう。髪に自然に入り込むくらいのキメになるまで泡立ててから使うようにしてください。

洗い終わったら十分にすすぐのが大切です。成分が髪や頭皮に残ると髪のトラブルが起きやすくなります。間違ったヘアケアで最も多いのが洗い残しですので、しっかりと髪と髪の間まで流して清潔に保ちましょう。

時間の目安としては、シャンプーで洗ったときの倍の時間をかけてすすぐのがおすすめです。ひとつひとつの手順を丁寧に行なってまとまりやすい髪をキープしましょう。日々のお手入れで髪の触り心地が変わってきます。

ここまで、髪のタイプや成分をポイントに選び方やおすすめ商品、正しい洗い方をご紹介しました。気になったシャンプーはありましたか？ぜひ記事を参考にして髪に合ったシャンプーを見つけ、まとまりやすい髪で快適な毎日を手に入れてください。